《偉大なテロワールにふさわしいブドウが実るように、人間の仕事は、それぞれの畑の気候風土に順応しなければならない。》

ブドウ畑ではさま ざまな作業が行なわれ、一年を通してずっと続きますが、その目的は、ブドウが最良の状態で熟するような成育環境を整える一方で、最終的な収穫量を制限する ことにあります。太陽は、いつも頼りになる友で、光合成によって糖分やポリフェノール成分をまとめ上げ、生まれて来るワインに、色味やアロマをもたらして くれます。

ブドウ畑で行なわれる作業のうち、主なものをご紹介しましょう :

  • 剪定 : ギュイヨ方式またはコルドン・ド・ロヤ方式で、前年に出た枝の基部から8芽だけを残します。

  • 芽かき : 脇芽を取り除き、幹や根元から養分を吸いとる《ひこばえ》も、取ってしまいます。

  • 枝の誘引・固定 : 葉の積み重なりを防いで、陽光のあたる部分を増やすことは、病害の予防対策となります。


  • 枝端剪定 : ツルの先端の芽を刈り込むと、糖分の蓄積が始まります。ブドウ樹は、葉を成長させるための糖分消費を止め、房の成長を持続させるためにのみ、糖分を消費するようになります。

  • 摘房 ヴァンダンジュ・ヴェール : 選び抜かれたブドウだけが糖分を吸収し、凝縮するように、色づきの時期に先行して、一株あたり数房のみを残し、間引きを行います。

  • 摘葉 : ブドウが暑さで枯れてしまわないように加減しながら、房の周辺の葉を取り除き、朝陽を浴びて、よく風が通るようにし、腐敗のもとになる病原菌の発生を抑えます。